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   在庫商品のセールをおこなっております。
   多くの商品が半額以下となっておりますのでぜひご覧くださいませ。
   (一部定価販売の商品もございます)  

『AR』のこと

『AR』についてお問合せをいただくことがございます。
チェーンメイルの経験が豊富ではない私ですが少しだけふれておきたいと思います。

Aspect Ratio (アスペクトレシオ)はアスペクト比という2次元形状のものの長辺と短辺の比率をあらわす数値です。
チェーンメイルでは組みたいメイルのARがわかればワイヤーの線径(太さ)毎にジャンプリングの内径を算出することができます。

AR = 内径 ÷ 線径 です。なので内径(マンドレルのサイズ)を出すときは
内径 = 線径 x AR  ですね。 
外径 = 内径 +(線径 x 2)、 線径 = 内径 ÷ AR です。

ビザンチンチェーンの基準となるAR3.5ですが、3.3くらいでキツめに組むこともできますし、
4.2くらいで曲げやすいチェーンを組むこともできます。
作品のデザインによってふさわしいARがあることでしょう。
ただ、1個のリングに通さなければならないリングのスペースは必要なので、AR3.1以下のジャンプリングでビザンチンチェーンは組めません。

ボックスチェーンの基準となるAR5.1ですが、3.9くらいでキツめに組むこともできますし、
5.5くらいで曲げやすいチェーンを組むこともできます。
作品のデザインによって適したARを選びたいものです。
ただ、1個のリングに通さなければならないリングのスペースは必要なのでAR3.7以下でボックスチェーンは難しいです。

メビウスボールARをだすのは困難です。
線径はもちろんですが、ひとつのメビウスに使用するジャンプリングの数に左右されるからです。
メビウスはジャンプリング3個くらいでリング状で使うものからボール状になるまで多くのリングを束ねるものなど
形状が自由なので、あえてARを使うことはしません。

チェーンメイルを組むとき、私はジャンプリングを作らずに既製の丸カンの中からふさわしいARのものを使用しています。



M.A.I.L. (Maille Artisans International League)を参考にさせていただきました。


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