ヨーロピアン4-1
ヨーロピアンもジャパニーズ同様、ポピュラーなシート状のメイルです。
4-1は、1個のリングに4個のリングが通ることをあらわしています。
どのチェーンメイルも最初に形が整うまでが難しいのですが、ヨーロピアンは編みはじめの段階でリングが
裏返ってしまうと、組み間違えてしまったと錯覚してしまいがちなので冷静によく観察することが大切です。
写真は線径1.2mm-外径10.0mmのリング(ARは6.33)を使用していますが、大きなリングはすぐに
裏返ってしまうのでもう少し小さなリングでの作業をおすすめします。
基準となるARは4.0で2.9以上は必要です。
1本のリングに同じサイズの4本のリングを通して閉じ、右の写真のように置く。
上のゴールドリングのとなり合った部分に重ね合わせるように通してシルバーリングを組み、
新たなゴールドリングを組む。(左利きのせいで左が先になってごめんなさい)
もう一方にもゴールドリングを通し、同じ作業をもう一段繰り返す。
これくらいまで編むと、左右のゴールドリングはすべて輪の上部が上に乗っていて、
シルバーリングはすべて輪の下部が上に乗っていることにお気付きでしょう。
この巾で長く編み進んでもよいのですが、広げる場合、端のゴールドリングにこれまでのルールを
守ってシルバーリングを足していきます。ふたつのゴールドリングの重なった部分に逆らわないよう
通します。(右利きの方は右のゴールド側にシルバーを増やしてください)
同じ作業の繰り返しで右のようにシート状に広げることができます。
ここからは別の方法をご紹介します。
最初のモチーフを2個並べそれらを綴じます。(綴じたリングをコパー色で撮影しました)
また同じモチーフを並べ、同様に綴じます。
パッチワークの手順に似ているのですが、リングを通す向きに注意してください。
繰り返しですが、ここで右の写真の部分も綴じなければなりません。
これで4つのモチーフがつながりました。
編んだときにこれくらいリング同士が重なり合うほうが易しいように思います。
(線径0.8mm-外径4.5mm使用) これをもう少し編み進めて...
6cmあまり編んだところで輪にするとこのようにリングになります。
置くとずんぐりしてしまうので私のシワシワの手でご覧いただきます。
デヴィッドのヨーロピアン4-1デジタル画像とレシピもご参考になさってください。
リングの向きに慣れてしまえば編み物と同じように、編み目の増減で自由なデザインを作りだすことができます。
(RUDBECKIA参考作品)